鯖江工場見学の続きです。
2日目は有限会社西尾眼鏡様からスタート。
(有)西尾眼鏡は国内外の眼鏡メーカーのOEMを手掛ける一方、自社ブランド「隆織(たかおり)」の企画、製造をしています。
はじめにプラスチック製フレームの製造工程の説明をして頂き、作業場へ。
沢山の特殊な機械が並んでいます。こちらではプラスチック生地の切断作業とバフがけ作業を見学させて頂きました。
磨き作業は立体的になるほど難しく、自社ブランド「隆織(たかおり)」のようにボリューム感とエッジのあるフレームは、通常の艶出しの磨きでは角が丸くなってしまうため、磨きにも高い技術が必要とおっしゃっていました。

続いて、株式会社北陸山宗様
(株)北陸山宗は国産のアセテート生地を取り扱う生地屋です。プラスチック原料・材料・加工品の販売、卸しからプラスチック製品の製造まで行っています。
倉庫の中を見せて頂きました。
クリア系の綺麗な生地が沢山あります。
山宗様が取り扱っているタキロン社(国産メーカー)のアセテート生地で、硬く透明度が高いそうです。
国産生地と外国産生地の違い、アセテートとセルロイド生地の違いなどの話を伺いました。

続いて、株式会社コマツオプティカル様。
(株)コマツオプティカルは、プラスチック製のフレームの専門会社です。「磨きの名職人」増永金治郎氏の名を冠したオリジナルブランド「金治郎」を製造しています。また、眼鏡素材のアセテート生地と異素材を掛け合わせたアクセサリー類の企画、製造もしています。
作業場では職人さんたちが並んでバフがけ作業をしていらしゃいました。
はじめに、カシメ蝶番の穴あけ・取り付け作業を見学させていただきました。
カシメ蝶番とはフロントとテンプルをつなぐ金属部分をカシメピン(金属芯)でとめている蝶番です。
生地に穴を開けピンを差込み、先を潰して固定します。集中力のいる作業です。
一般的な埋め蝶番より作業の手間はかかりますが、蝶番のグラつきや抜けが少ないです。
続いて砂打ち作業(マット仕上げ)を体験させていただきました。
砂打ち作業とは、ガラスビーズを高圧で吹きつけ、表面に細かい傷をつけ艶を消す技法です。
通常の磨き作業が終わり艶を出した上であえて砂打ちを施すため、ものすごく手間のかかる作業なんです。
手先の器用さには少し自信がありましたが、吹き付ける力加減や仕上がり具合いの確認が難しく、職人さん方の技術の高さを感じました。
VOL.3に続きます。
